こんにちは!ととのえです。
この記事では、ストレスと上手に向き合うための豆知識を紹介します。
疲れてもう動きたくない…、集中できないイライラする…、やらなきゃいけないのに頭も体もついてこない…。
そんな状態になる前に、自分の状態に気づいてケアをしてあげれるようになりたいものです。
なぜストレス反応は起こるのか?
人間が不安や恐怖を感じると脳に存在する「扁桃体」から体の司令を司る「視床下部」に不安や恐怖に対処するように命令が伝達されます。視床下部は自律神経やホルモンの分泌に関わりのある器官のため、体の様々な反応に影響が出ます。
ストレス反応は「闘争・逃走」反応とも呼ばれており、生命の危機に直面した際に迅速に対応するための生存メカニズムとして進化したものです。
恐怖を感じると心拍数が上昇するのは、血液を送り出して、エネルギーを最大限に発揮できるようにするためです。
ストレスにも種類がある
ストレスは大きく2種類に分けられると言われています。
ストレスと自律神経
一般的にストレスを感じると体がそれに抵抗しようとして、体を活性化するために「交感神経」が優位になります。
適度に交感神経が優位になることはいいことですが、慢性的にストレスを抱えると交感神経が優位な状態が続いてしまい、自律神経のバランスが崩れる原因となります。
ストレスで自律神経のバランスが崩れた状態が続くと、ホルモン分泌にも変化が起こります。不眠やうつ・胃痛や頭痛・胃潰瘍などの不調が出る場合があります。
そして、慢性的にストレスを感じると、本来は体や心を守るためのストレスホルモンが過剰に分泌され、キラーストレスと言う危険な状態に陥ります。キラーストレス状態に陥ると動脈を詰まらせる沈着物の形成を促進し、脳卒中や心筋梗塞など命に関わる反応を引き起こすこともあるのです。
ストレスの対処方法~コーピング~
ストレスに対処する(英語でcope)という意味のあるコーピングという手法を今回は紹介します。
これは「ストレスを観察→対処→効果の観察」を繰り返し行うことで自分にあったストレス対策を見つけることができるというものです。
やり方
1.ストレスに対して気晴らしができることをできるだけ多くリストアップする
2.ストレスがかかった時に、どのようなストレスなのかをモニターする
例えば【人間関係】
認知:ストレスをどのように認識するか → 相手が喜ぶ言葉を返さないと
感情:ストレスを認識した時の感情 → 憂鬱・焦り・緊張
身体:ストレスを感じている時に身体に起こる変化 → 呼吸が浅くなる・思考停止・胃痛
行動:ストレスを感じた時に無意識にしている行動 → 必要以上に笑顔・自分を卑下する発言
3.ストレスにあった対策を行う
例えば…
・話す前に大きく深呼吸する
・相手が優しい笑顔でいることをイメージして話す。
・オウム返しをするように聞き約に徹する
・やることがあるなどその場を早めに切り上げる
4.対策を行った結果、ストレスが減ったかどうかを判断する
「何度かやってみたけれど、なんだか嫌な気分になってしまった」という方法は、この場合の対処方法としてはあっていなかったということなので別のものを考えてみましょう。
5.2~4を繰り返し、ストレスごとに適切な対策を発見していく
まとめ
仕事でも子育てでも思い通りにならないことはたくさんあって、いろんな情報が溢れているからこそ悩んだり疲れたり…
そんなストレスを感じやすい中でも
まず、自分を満たしてあげることって本当に大切だと感じます。誰かの役に立つことを優先するのはとても凄いし素敵なことではあるけれど、そのためにエネルギーを注ぎすぎて自分の中が枯渇してしまっては意味がありませんよね…。
自分がどんなことを感じてストレスになっていて、何をしてあげたらリフレッシュできるのか、分析してみて、簡単なことから始めてみると変化があると思います!
その場での対処が難しければ、はじめは「歌う!」「湯船にゆっくり浸かる!」などアフターケアを大切にしていきましょう!
自分の感情、状態を受け止めて心に余白を作る対処法をいくつか持っておくことは、自分のためになるので最優先事項としていきましょう!
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